2006年02月01日
睡眠時無呼吸症候群の診断(精密検査:終夜睡眠ポリグラフ検査)
先日は、睡眠時無呼吸症候群の診断で郵便検診などで
使われてるパルソックスについて書いてみましたが、
今日は精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査といいます)
について書いてみます。
実際の検査はこんな感じです。
http://www.osaka-sleep.com/PSG.html
我々のような専門クリニックでは、原則として診断のためには
1泊入院をしていただき、専任の臨床検査技師が一晩中検査
の状態をモニターして検査を行っています。
最近は検査機器はコンピューター化され、結果も数分で
コンピューターが出してくれます。
検査機器メーカーはこのデーターは信頼できると説明しています。
ところが、そうではない場合が多々あります。
現状ではどうしても脳波(睡眠中の眠れているかどうかなど)
の解析はコンピューターは人間には敵いません。
ですので時としてとんでもない結果を出してきます。
明らかに誤診につながる結果が出てくる場合もあります。
そのため結果の解析には、膨大な一晩中の検査データーの
目視での解析(以下マニュアル解析)が必要です。
大変な労力ですが、正しい診断にはこれが必要です。
ただそのためにはとても労力が要ります。
マンパワーだけでなく経験の豊かな検査技師による解析、
適正なデーターを得るための終夜にわたるモニター、、
何時間もかけて一人の患者さんの結果をマニュアル解析する、、
本当に大変です。
ところが同じ精密検査でもこのような体制で検査をしているところは
非常にわずかです。
おそらく大学病院でもやれていないところのほうが多いと思います。
一晩中モニターして、一人の患者様のデーターを何時間もかけて
マニュアル解析をするのは大変です。
でも正しい診断には残念ながらこれが必須です。
同じ終夜睡眠ポリグラフ検査を受けられた場合でも、
モニターをせずにつけたままにしている所や、
結果の解析をコンピューターの自動解析に頼っているところ、
では時に結果を見誤る可能性があります。
ただ受診をしようと思った場合
どこが、正しい体制で検査をしているか見極めるのは実際大変です。
そのような情報は多くは開示されていません。
ただ専門施設のHPをみているとそのような体制でやっているところは、
そう記載しているところもあるので、このあたりがひとつ判断材料でしょうか。
また一晩止まった翌朝すぐに結果がでる、というところは、
マニュアル解析で結果を出していない可能性があります。
(中には朝から2-3時間かけてマニュアル解析をして
午前中に結果を出しているところもありますが)
目視解析をしているところでは、
通常は、1-2週間後に結果を説明しているところが多いと思います。
同じ検査を受けてもかなり差があるのが実情だと思います。
経験豊富な臨床検査技師はまだ日本では少数です。
この医療はそういう意味でもこれからの医療だと思いますが、
情報化時代ですので医療を受ける側もある程度そのあたりを
知っておいて受診される場合の参考にしていただければ幸いです。
コメント一覧
よろしくお願いします。
当院に受診された患者様が詳細をブログにアップされていますので参照ください。
http://scrapbook.ameba.jp/sakaiyabantou_book/entry-10003760330.html
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