2006年07月27日

人間は何日間寝ずに過ごすことができるのか その2

 昨日世界記録の断眠記録をもつ17歳のアメリカの

高校生ランディをご紹介しましたが、

断民実験中そして断眠実験後の面白いエピソードがあります。

 

断眠で極限状態のランディーに、

彼が興味のあるというゲームを行わせたところ、

ランディーは普通の状態に戻り、

相手を負かしてしまったのです。

つまり異常な行動が多く見られる一方、脳が興奮したり、

強い刺激を受けたりすると、

一時的に睡眠不足の影響が薄らぐのではないかと思われます。

 

 

また実験で驚くべきことは、11日間断眠したあとなのに、

たった半日眠っただけで回復してしまったことです。

つまり、深く眠れば量の不足を補うことができるのです。

 

 

 

じゃあ徹夜や睡眠不足が続く現代のサラリーマンが

週末ぐっと寝たら全て回復してOKなのか。

 

答えは No です。

 

 

しっかり寝ると体は正常に戻るのは確かなことですが、

それはあくまでも健康な人が一時的に行った場合だけのこと。

慢性的な睡眠不足が続くと。。。。

 

めまい、疲労感、自制心の崩壊、

恐怖心なども見られることがわかり、

食欲が異常に増えること、

体温が低下することも報告されています。

ラットの実験では、異常な食欲にも関わらず、

体重の減少と体温低下が見られ、体毛も黄色く変色。

いったん体温調整ができなくなると、

その後、十分な眠りをあたえても体温が正常に戻らず、

死んでしまったそうです。

 

断眠や睡眠不足は、脳の機能を少しずつ狂わせ、

やがて修復がきかなくなる。

つまり、体を老化させ、命をも脅かすものなのです。

 

イライラ、落ち込み、不安感、仕事のミス、

疲労感、急に食欲が増す、

急な体重の増加や減少があったら、まさに危険信号です。

 

 

睡眠には量と質が問題です。

しかし慢性的に不足していると気がつかないことが多いのです。

 

当院へ受診されている方は、

睡眠時無呼吸症候群で睡眠の質が悪いため

慢性的に睡眠不足になっている方と同じ状態なのですが、

よく外来で話されるのは

“他の人と同じように眠い、午後からは人並みに眠い、

電車に乗ると人並みに居眠りするが、病的ではない”

といわれる方が多いのですが、既にその段階で病的なんです。

 

ただ何年もそんな状態が続いていて

その異常さに気がつかないのです。

 

 

一度ご自身の状態を見直してみて下さいね。

 

 

 

今日のおまけ

 

昨日に続いて飛行機雲です。(^_^;)

 

ビールが飲みたくなります(笑)

 

すっきり寝て気持ちもこんな空のような感じで日々過ごしたいですね。

 

 

2

 

 

 

 

 

それでは。。

 

 

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コメント一覧

1. Posted by 渋谷の女しゃっちょ^^    2006年07月27日 07:40
寝ないでいるなんて無理! もともと丈夫じゃないですから、どんな最悪のときでも寝てました。。。。父のお通夜前の昼間。。。。私、看病疲れで、父が1階で寝ていたので大勢の方が来てくれたのですが2階で実は寝てました。。。。お通夜前のバタバタ状態だったので私が寝ていたことはばれていません。私がそういうときにサボるなんて誰も思わないからです^^ でも真夜中に父が亡くなり、その前も寝てなくてぶっ倒れる寸前でしたから4時間は寝ていたと思います。←これ すんごいヒミツ
2. Posted by 院長    2006年07月27日 08:18
渋谷の女しゃっちょ^^ さま
そうですよ。
例えお父様のお通夜前でも、仕方ないです。
しかもお通夜・お葬式と大変な状態が続くのですから、時々倒れる方がおられますが、
明らかに寝れてませんからね。
特に女性は大変です。
さぼったわけではないですよ^^

それでは。。
3. Posted by 雪だるま    2006年07月27日 08:46
続編・・・驚きました!だからこそギネスものだったのですね。

でも、これは特例で、先生の書かれていたタイトル「人間は何日間寝ずに過ごすことができるのか」は「何日間寝ずに過ごした人間がいたか」ということですね。
4. Posted by H2(今日も早起き)    2006年07月27日 08:50
引越しの都合で昨日から家にクーラーがないんですが、
その中で窓開けて寝たら、かなりぐっすり寝れました^^
久しぶりにいい目覚めです^^



そのうち、ブロガーの寝不足が社会問題になったりして。。。w







5. Posted by 院長    2006年07月27日 09:19
雪だるまさま
そうなんですよ。
私もびっくりしましたから。。
この記事を読んで、”後で寝たら徹夜もOK!”
と勘違いされないように願います。。

ほんとタイトルもその通りですね(^_^;)
コメントありがとうございました。

それでは。。
6. Posted by 院長    2006年07月27日 09:20
H2さま
意外と風がとおったりして
その方が寝れることもありますよね。

慢性的な睡眠不足の原因に
ブログがなっている可能性は否定できませんね。気をつけよう!!

それでは。。
7. Posted by なお    2006年07月27日 15:34
少年、半日で回復したのですか。
慢性的な睡眠不足には効かないのですね。
酷くなると自律神経も乱れてくるのでしょうね。
放っておくと大変なことになりますね。。。
8. Posted by 院長    2006年07月27日 15:41
なおさま
そうなんですよね。
基本的には寝だめはできないし、
慢性的な睡眠不足の与える影響って
結構きついのですね。
気をつけたいですよね^^

それでは。。
9. Posted by 親父っち(fumanndarake)    2006年07月27日 22:37
院長さんの記事・・・
まさに親父っちです(苦笑)
今は療養中なので薬で睡眠は取れますが、
復職すれば元に戻るだろうなぁ〜

一度じっくり話を聞きたいものです。
耳が痛い話ばかりでしょうが(笑)
10. Posted by かえる    2006年07月27日 22:45
どうして???
飛行機雲からビールになるの???

院長様、睡眠が不足して思考が・・・(これ以上は書けません)。
11. Posted by 院長    2006年07月27日 23:42
親父っち(fumanndarake) さま
今度復職したとき、睡眠の大事さを
是非見直してくださいね。
もちろん今も大事ですよ^^

それでは。。
12. Posted by 院長    2006年07月27日 23:44
かえるさま
いや、青い空、夏、、、、
もうそれだけでビールですよね(笑)

これ以上は私も書けません(^_^;)

おかわり!!

それでは。。
13. Posted by    2006年07月28日 02:53
なるほど・・・深いですね・・・やはり人の体と脳は良く出来てるなぁって思いました。何でもバランスですねぇ・・・私も睡眠時間を見直します(って、またこんな時間やんけ!!ですね・・・)
14. Posted by 院長    2006年07月28日 06:17
姐さま
ほんとうにそうなんですよね。
人間の体、よく出来てます。
でもそれを人間自身が、壊してはなんにもなりませんから^^

それでは。。
15. Posted by hirahira    2006年07月29日 15:13
また、すごい実験というか調査をしたものですね〜

少ない睡眠でも、精力的に動ける人ってすごいなぁ〜って思ってましたし、そういう人って素敵な人が多いようにも思いますが、だからこそ本当に気をつけて欲しいですね。
睡眠がこんなに体に与える影響が大きいのですから。

16. Posted by 院長    2006年07月29日 15:30
hirahiraさま
ほんとこの少年、よく頑張りましたよね。
慢性的な睡眠不足を気力で乗り気っている方、多いと思いますが、もう一度睡眠を見直したいですね^^

それでは。。
17. Posted by あ    2008年01月03日 13:55
睡眠不足は体のどこに影響するんですか?


18. Posted by 院長    2008年02月27日 17:24
あさま
返事が遅れました(^_^;)

代表的には、脳神経系です。
脳の働きの低下ですね。

それ以外にも、免疫系、最近では代謝系(糖尿病など)
との関連も報告されています。

マウスの動物実験では、断眠により死んだしまったマウスがいたようですが、人間では、死ぬことはありませんが、上記のような様々の影響が出るようです。

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